野良猫を見つけたら
野良猫への餌やりについて
野良猫に餌を与えるということは、その命に責任を持つということです。
「かわいそうだから」という気持ちだけで餌を与えてしまうと、猫が過剰に増えてしまったり、地域の生活環境を悪化させたりして、人にとっても猫にとっても不幸な状況を引き起こします。
野良猫への餌やりに起因するトラブル
- ふん尿により悪臭がする
- 庭やゴミが荒らされる
- ケンカや発情期の鳴き声がうるさい
- 置きっぱなしの餌が散らかって不衛生
- ノミやダニが増えた
- 子猫が生まれた
猫は繁殖力の高い動物です。
発情期は年に数回あり、
1回のお産で平均6頭の子猫を産むため、
1年間に数十頭の子猫が
生まれる計算になります。
「地域猫活動」を
知っていますか?
地域猫活動とは
飼い主のいない猫を、自治会や近隣の方々と話し合いながら共同で管理する活動です。雄雌ともに必ず不妊去勢手術を行い、餌やりや排泄場所についてのルールを決めて、一代限りの命として見守ります。
地域猫活動のポイント
- 餌を与える場所と時間を決めて、置き餌はせず、食事後は速やかに片付ける。
- 排泄場所をつくり、毎日清掃する。
- 地域の方とコミュニケーションを取り、活動について理解してもらう。
地域猫活動による効果
- 餌や排泄物を適切に管理することで、生活環境が衛生的に保たれる
- 不妊手術により子猫が生まれることがなくなり、発情期の特有な鳴き声やマーキング(尿スプレー)がなくなる
- 地域の問題として共同で管理することで、近隣トラブルの防止につながる
おおいたさくら猫プロジェクト
「つなげよう ひろげよう いのちの輪」
おおいた動物愛護センターでは、市町村、ボランティア、県獣医師会等と協同し、飼い主のいない野良猫への不妊手術を無償で行う「おおいたさくら猫プロジェクト」を実施しています。
手術を受けた猫は、他の猫と区別するため、耳の先が桜の花びらの形にカットされます。詳しくは、お住まいの市町村にお問い合わせください。